山本由伸、10奪三振5勝目でサイヤング賞最有力候補へ

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ワールドシリーズMVPの次に狙うもの——サイ・ヤング賞

2025年秋、山本由伸はワールドシリーズMVPを手にしました。日本人投手として初めて、野球の頂点で最高の評価を受けた瞬間です。そして2026年、山本はその勢いをそのままシーズンに持ち込んでいます。

5月31日(日本時間6月1日)のフィリーズ戦。山本は5回1/3を無失点、4安打、今季最多の10奪三振という内容でドジャースの9-1快勝に貢献し、今季5勝目を挙げました。これは今季初の連続勝利でもありました([ESPN](https://www.espn.com/mlb/recap/_/gameId/401815579))。

ワールドシリーズMVPの翌年にサイ・ヤング賞——それが山本由伸の2026年の目標です。


数字で見る「本物のエース」の証明

5月末時点での山本の成績を整理します。

  • 成績 5勝4敗
  • 防御率 3.09
  • WHIP 0.98
  • 奪三振 59(64イニング)
  • 四球 13(K:BB = 59:13)
  • 6イニング以上登板 10先発中9回
  • 7イニング以上登板 4回

WHIP0.98という数字は「1イニングあたりの走者が1人未満」を意味します。先発投手として、これは高いレベルの安定感の証です。また、10先発中9回で6イニング以上を投げているという「試合を作る」能力は、ブルペンへの負担軽減という意味でもチームにとって不可欠な存在感を示しています。

直近の登板を振り返ると、5月18日に7回1失点、5月24日にも7回1失点と、クオリティの高いスタートを重ねていました。そして5月31日のフィリーズ戦では苦しい場面——5回に二塁・三塁のピンチ——でカイル・シュワーバーとトレア・ターナーを連続三振に仕留めて無失点で切り抜けました([Dodgers Digest](https://dodgersdigest.com/2026/05/31/dodgers-9-phillies-1-ryan-wards-1st-homer-alex-freelands-big-day-provides-run-support-for-yoshinobu-yamamoto/))。

「場面で三振を取れる投手」——これが一流先発と二流先発を分ける境界線です。


注目ポイント3つ——米メディアとデータが語る山本の本質

① サイ・ヤング賞候補として名指しされた

MLB.comのアンソニー・カストロビンセ記者は、今季のNLサイ・ヤング賞受賞者予想として山本由伸の名を挙げています。Sports Illustrated も「今すぐ山本のサイ・ヤング賞に賭けろ」という見出しで記事を掲載し([SI.com](https://www.si.com/betting/bet-on-yoshinobu-yamamoto-to-win-national-league-cy-young-before-it-s-too-late))、Sportsgridは「ドジャースにはNLサイ・ヤング候補が集まっているが、山本がその筆頭」と報じました([Sportsgrid](https://www.sportsgrid.com/mlb/article/dodgers-loaded-in-nl-cy-young-race-as-yoshinobu-yamamoto-emerges-among-early-favorites))。

賭けオッズでも11/2(+550)と上位に位置しており、米球界全体が山本の今季を注視しています。

② 2025年の「積み上げ」が2026年の土台になっている

2025年のシーズン成績は防御率2.49、WHIP0.990、201奪三振(173.2回)。そしてポストシーズンでは大舞台でも崩れずワールドシリーズMVPを獲得。1年間を通じて「ここぞ」で結果を出し続けた経験は、2026年の安定感に直結しています。NPBで7年間積み上げたものが、メジャーで2年をかけて本物の「財産」になった——そう感じられるシーズンです。

③ 「先発の長さ」がドジャース優位の源泉

ドジャースは2026年も優勝争いの軸にいます。その一因が、山本が10先発中9回で6イニング以上を投げているという事実です。先発が長く投げれば、リリーフ陣の疲弊を防ぎ、プレーオフに向けてブルペンを温存できる。山本の「試合を作る力」はチームにとって数字以上の価値を持っています。

個人の成績だけでなく、チームを勝たせる設計図になっている投手——それが今の山本由伸です。


今後の課題 ― 勝ち星と「4敗」の意味

5勝4敗という成績は、防御率3.09・WHIP0.98の内容と比べてやや物足りなく見えます。先発投手の勝敗はチームの援護点にも左右されるため、単純比較はできませんが、サイ・ヤング賞の投票では勝利数も一定の影響を持ちます。

後半戦に向けて、ゲームを「作る」だけでなく「勝ちに持ち込む」登板を積み重ねられるか。また、防御率3点台前半で推移していますが、ライバルたちとの比較でどこまで数字を磨けるか——秋に向けた課題です。

3.09という防御率は十分優秀だが、サイ・ヤングには「2点台」の壁を超えることが求められるかもしれない。


管理人のつぶやき

山本由伸を初めて意識したのは、西武ライオンズと対戦していた頃のオリックス時代でした。あのフォームから繰り出されるカットボールの切れ味、コースの精度——「こいつは本物だ」と思ったのを覚えています。

そして今、その「本物」がドジャースでワールドシリーズMVPを取り、さらにサイ・ヤング賞を狙う立場になっている。

5月31日、フィリーズの強力打線を相手に二塁・三塁のピンチでシュワーバーとターナーを連続三振。あの2球を見て「ああ、山本はもうNPBのスターじゃなくて、メジャーのエースなんだ」と改めて思いました。

日本球界が誇る右腕が、世界最高峰の舞台でさらに進化を続けている。それだけで、今シーズンを追いかける理由は十分です。

世界一になった翌年も崩れない——それが真のエースの証明です。


参考・出典

  • [ESPN — Dodgers 9-1 Phillies (May 31, 2026) Recap](https://www.espn.com/mlb/recap/_/gameId/401815579)
  • [Dodgers Digest — Dodgers 9, Phillies 1 Game Recap](https://dodgersdigest.com/2026/05/31/dodgers-9-phillies-1-ryan-wards-1st-homer-alex-freelands-big-day-provides-run-support-for-yoshinobu-yamamoto/)
  • [Sports Illustrated — Bet on Yoshinobu Yamamoto NL Cy Young](https://www.si.com/betting/bet-on-yoshinobu-yamamoto-to-win-national-league-cy-young-before-it-s-too-late)
  • [Sportsgrid — Dodgers loaded in NL Cy Young race](https://www.sportsgrid.com/mlb/article/dodgers-loaded-in-nl-cy-young-race-as-yoshinobu-yamamoto-emerges-among-early-favorites)
  • [J SPORTS — 山本由伸 選手情報](https://www.jsports.co.jp/baseball/mlb/player/1004/)
  • [gorospace — 山本由伸 2026成績速報](https://gorospace.com/baseball-2026-mlb-yoshinobu-yamamoto/)
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